古民家は山にあることが多いので、周囲の豊かな自然を活かした庭づくりができます。街中に建てられた住宅の庭と比べて手入れの負担が少ないのも特徴です。
古民家の雰囲気に合う、和風・和モダンの庭をつくるポイントをご紹介します。
ハレノヒ住まいの庭の施工事例をご紹介します。
植物以外をモノトーンで統一
モノトーンの建物に合わせ、柵や石畳もモノトーンで統一しました。全体的にシックな色で引き締めると、植物の緑が鮮やかに映ります。
煉瓦敷きの石畳でモダンな印象に
庭のアクセントに、石畳を小道のように配置。直線的なデザインを庭に多く取り入れることで、よりモダンな印象になります。
庭は、住まいの中で自然と触れ合える場所として心の安らぎになるほか、室内への日当たり効果やシロアリ対策など実用的なメリットにも期待できます。
庭のメリットを活かして、心地よい住まいづくりを目指しましょう。
庭があると隣家との距離が生まれるため、周りの建物との間に適度なスペースが空くことになります。
これにより、日当たりや風通しが良くなり、いっそう快適な住空間になります。
古民家は木造なので、風通しの良さはシロアリ対策にもなります。
庭を作れる余裕のある広い土地であれば、広めの庭をぜひ検討してみましょう。
庭はガーデニングや家庭菜園など、実用的なスペースとしても活用できます。
土や葉に直接肌で触れ、自分で植物を育てること自体も楽しいですし、自分で育てた野菜を美味しく調理する楽しさもあります。
自然と触れ合う趣味の時間が、古民家暮らしの魅力をさらに高めてくれるでしょう。
広い庭は、子どもの遊び場にもなります。
芝生を敷いたり、砂場や滑り台を置いたり、夏にはビニールプールを広げたり。
自然豊かな環境でのびのびと遊べる空間になります。
また、ホームパーティーやBBQをする際もリビングから繋がる庭があると便利です。
室内と庭を両方活用することで、大人数でも開放的な雰囲気のコミュニケーションスペースを作ることができます。
古民家の和の雰囲気に合わせ、庭づくりにも和を取り入れてみましょう。
和風や和モダンな庭をつくるのに取り入れたいエクステリアをご紹介します。
石畳には、次のようにさまざまな種類があります。
同じ種類でも、使う石の種類によって雰囲気が異なり、庭に敷いた時印象も変わります。
古民家の外観に合わせながら、好みのデザインの石畳を取り入れてみましょう。
ちなみに石畳を敷くことには様々な実用的なメリットがあります。
庭の地面がぬかるんだ雨の日でも歩きやすくなりますし、石畳で土の部分を覆うことで雑草が生えにくくなります。
和風・和モダンの庭園には、松をはじめ、もみじや桜、梅など日本で古くから親しまれた木がおすすめです。
紅葉や開花など季節を通じて表情を変える木を選ぶと、庭を通して四季の移ろいを感じることができます。
花には菖蒲や水仙、鈴蘭など、一般的に和名で知られる植物を植えると和の雰囲気にもマッチ。
色は1色、多くても2~3色にすると、統一感のある落ち着いた印象になります。
日本庭園のようなイメージで、苔むした岩や下草をあしらった庭池を設けると、庭に水辺ならではの風情が生まれます。
下草には差し色になるイロハモミジを使うと、緑と赤のコントラストが上品な雰囲気に。
さらに、鹿威しを設置すれば、水の流れる音で涼を感じられるでしょう。
庭池は、豊かな自然を五感で味わうのにぴったりのエクステリアです。
日本で古くから使用されている灯篭をはじめ、木や石、和紙などの自然素材が使われたライトは古民家にも調和します。
特に和紙で囲まれたライトなら、ふんわり柔らかな光になるので、和の庭園におすすめです。
光の色は黄色やオレンジといった暖色系を選ぶと、周囲の自然ともよく馴染みます。
庭池の付近に置けば、水面が照らされて幻想的な雰囲気に。
夕暮れ過ぎの庭先も、自然素材を使った和風のライトで、やさしい光に包まれたリラックス空間に生まれ変わります。
庭には、家の日当たりや風通しを良くする、コミュニケーションスペースになるなど、暮らしを楽しく快適にするさまざまなメリットがあります。
季節ごとに表情の変化を楽しみながら心も体も快適に過ごせる住空間を作りましょう。
ハレノヒ住まいでは、お客様のご希望に合わせて住宅の庭の設計も行なっております。
古民家に庭を取り入れてみたい、住まいに合う庭のデザインを知りたいなど、庭に関するご相談もぜひお問い合わせください。