• 古民家の基礎知識

古民家の洗面所をリフォームしたい!施工事例とDIYのポイント

身支度をして1日をスタートさせたり、就寝前にほっと一息ついたり。洗面所は、1日の始まりと終わりを過ごす大切な場所です。

古民家リノベーションで洗面所をお気に入りの空間にして、日々の暮らしの質を上げてみませんか。今回は、古民家の洗面所の施工例や洗面所に合うインテリアをはじめ、DIYに興味がある方に向けて、セルフリフォームするときに知っておきたいポイントをご紹介します。

古民家の洗面所のリフォーム事例

古民家の洗面所をリフォームする際は、使い心地の追求はもちろん、その古民家に備わっている個性を大事にすると、オリジナルな素敵な空間に仕上がります。ハレノヒ住まいのリフォーム事例をご紹介します。

洗面所のリフォーム事例①:U様邸

駿河区のU様邸です。リノベーションしたのは築60年超の古民家。全体のプランニングとして、立派な梁を美しく見せることをポイントに、天井や壁、床の色と材質にこだわりました。

洗面所は方角的に、たっぷりの採光と豊かな景色が望める間取りだったため、この持ち味を最大限に生かすことを心がけました。

具体的には、洗面台の前に立ったときの眺望と光の受け方を考え、洗面カウンターを窓の幅と形に合わせて造作。洗面ボウルはあえてシンプルなものを選び、採光と見晴らしの良さを際立たせました。

自然の恵みをできる限り取り入れることも、ハレノヒ住まいが大事にしていることです。自然との調和が心地いい、唯一無二の空間が誕生しました。


洗面所のリフォーム事例②:M様邸

古民家を二世帯住宅へとリノベーションしたM様邸です。プランニングでは「住み継ぐ暮らし」をテーマに、既存の部材と新しい部材を上手に組み合わせて和モダンな空間に。随所に再利用したアンティーク建具が、しっかりと歴史が紡がれていることを教えてくれます。

洗面カウンターは、天然木の形状をそのまま生かして一枚板で造作。触りたくなるような、なめらかな曲線は職人技のたまものです。

洗面ボウルは陶器にし、まわりにタイルを貼ることで、無機質になりがちな洗面所にぬくもりをプラス。タイルは装飾性に優れているだけでなく、水はねなどの汚れを目立ちにくくしてくれたり、掃除がしやすかったりと、機能的にも優秀な素材です。

施工事例の詳細はコチラ>>

古民家の洗面所はDIYできる?

洗面所のリフォームはDIYでも行えます。ただし、洗面台の設置までは問題なく行えても、配管をつなげる作業には苦戦するかもしれません。配管の状態によっては、有資格者でないと行えない作業もあるため注意しましょう。DIYで洗面所リフォームを行うときに押さえておきたいことをご紹介します。

設置自体はDIY可

洗面台の設置自体はDIYでも行えますが、配管には注意が必要です。市販の洗面台を用いるのなら、給水管と排水管の通り道が合うものを選びましょう。

また、洗面器や洗面カウンターを壁に取り付ける場合は、壁の強度に注意してください。古民家ですから、壁の劣化が進んでいることは多いです。壁が荷重に耐えられず、洗面器やカウンターが外れてしまうと、思わぬ事故につながりかねませんし、水漏れの原因にもなります。

なお、古い洗面台を取り外したときは、接地していた床や壁の状態を確認することもお忘れなく。湿気などにより下地が腐食していたら必ず張り替え、防水対策を施しましょう。少しでも不安があるときは、プロに相談することをおすすめします。

配管は業者対応

水栓金具などの材料は、ホームセンターなどで購入できるものの、接続作業にはある程度の技術が必要です。配管の接続に不備があったり、適切な水栓を使用していなかったりすると、水漏れにつながります。

また、床上に見えている部分の配管の延長や分岐はDIYでも可能ですが、床下にまで及ぶ工事が必要な場合は、有資格者による施工が必要なケースも多いです。配管設備などの作業は、リフォーム会社や水道工事業者などに任せたほうが、確実かつ安心です。

古民家の洗面台に合うインテリア

毎日使う洗面台だからこそ、お気に入りが詰まった空間にしたいもの。古民家のレトロな趣を活かしつつ、遊び心も加えた洗面台を作るポイントをご紹介します。

思い切ってピンクや青など、好きな色で塗装するのもおすすめです。古民家で見られる柱や梁や床の深みのあるブラウンは、さまざまな色にマッチします。

また、タイルを貼るだけでもガラッと印象が変わります。水撥ねで洗面台周辺が濡れたときにも、タイルなら掃除しやすく一石二鳥です。いずれもDIYで行えるので、気軽に試してみましょう。

洗面ボウル

洗面ボウルには、白色のほか青やブラウンなど豊富な色があります。柄や素材の種類も多く、ヨーロッパ調のものを選べば和洋折衷の空間も演出できるでしょう。

木製のものを採用すれば、古民家のやさしい雰囲気にもマッチします。洗面所インテリアのワンポイントとして、遊び心溢れるデザインを探してみてください。

現代住宅の一般的な洗面所にあるようなシンプルな鏡もよく使用されますが、木製のフレームがあるデザインのものなら、温もりのある印象になります。古民家の他の木造部分とも相性が良いでしょう。

古民家の洗面所リフォームまとめ

洗面所はスペースが限られている分、インテリアをひとつ変えるだけで違った表情になります。お気に入りの素材やアイテムを用いて、愛着の湧く空間に仕上げてみませんか。洗面所が心地のいい空間になると、気持ちが整い、すこやかな気分で1日をスタートできます。 

ハレノヒ住まいでは、洗面所をはじめとした古民家の水回りリフォームを多数手がけています。古民家の洗面所を素敵に変身させたいという方は、ぜひ一度ご相談ください。

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