• 古民家の基礎知識

古民家リノベーションでおすすめの間取り図!ポイントを押さえて快適に暮らそう

古民家の間取りからは、古き良き時代の生活文化が垣間見えます。現代の住宅と異なる点も多く、一見不便に感じることもあるかもしれません。しかし、当時の間取りを活かしながら現代の便利さを加えられる方法があります。

今回は、古民家によくある間取りと、リノベーションで間取り変更をする際のポイントについて解説します。


古民家の間取り図|特徴

古民家の間取りは、現代とは異なる様々な特徴があります。

まずは古民家に見られる間取りの特徴を見ていきましょう。


田の字型

「田の字型」とは、玄関から縁側までを繋ぐ「通り土間」と水回りのラインが十字に交わるタイプの間取りです。

特に農村にある古民家によく見られます。

廊下がなくふすまを開ければ各部屋が繋がるので、各部屋が壁や廊下で仕切られて独立した住宅よりも、風通しが良くなります。


縁側がある

和室と庭の間に設けられる縁側は、建物の内部と外部どちらにあるかによって「広縁」と「濡縁」の二種類に分けられます。

「広縁」は、家の内部にある縁側です。特に古民家の広縁は長いのが特徴で、部屋同士をつなぐ廊下のような役割を果たします。

さらに外と部屋の間にスペースが生まれるので、直射日光を遮って畳の日焼けを防いだり、室内を涼しく保ったりする省エネ効果も。

一方で冬の寒い日には冷気が遮られるので、あたたかな日の光だけが部屋に差し込むようになっています。

「濡縁」は外部にある縁側です。こちらは軒を設けて日陰にすれば、広縁同様に部屋に入る夏の直射日光や冬の冷気を防ぐ効果があります。

くつろぎの場所になり光熱費の節約にもなる縁側は、残しておくのがおすすめです。


水回りが母屋から離れている

一般的な古民家の間取りでは、それぞれ以下の理由から水回りが居室のある母屋から離れています。冬場は移動のときに寒いので、母屋に組み込むリノベーションの事例も多いです。


トイレ

古民家が建てられた江戸~昭和初期は、まだ下水道がありませんでした。そのため、古い家では臭いや衛生面を考慮してトイレが母屋から離れた場所に設置されています。


お風呂

お風呂場の水濡れの影響での居室が腐ってしまうのを防ぐために、お風呂も母屋から離れた場所にあります。お風呂場周りの柱は腐っていることがほとんどなので、場所を移動しなくても部分的なリノベーションを検討してみましょう。


土間

玄関と居室をつなぐ土間は、下足で出入りできる便利な空間です。元々は炊事場、仕事道具を手入れする場所として使用されていました。

土間は下足で使用するとはいえ現代住宅の玄関よりも広いので、ライフスタイルに合わせて様々な使い方ができます。例えば駐車場にしたり自転車や靴を置くスペースとして活用したりすることも。

さらに、リモートワークをする際に仕事場として活用すれば家でも仕事場と居住空間を区別でき、スイッチの切り替えに効果的です。


平屋の古民家リノベーション|間取りの例

ハレノヒ住まいでは、物件の特徴やお客様それぞれのライフスタイルに合わせた最適なリノベーションをご提案しています。間取りの参考に、これまで手掛けた施工の一例をご紹介します。


二世帯が快適に暮らせる設計

駿河区のO様邸では、家族3世代が住みやすい家を目指し、間取り変更を含んだリノベーションを行ないました。


農作業に便利な2つの玄関

農業を営まれているO様邸。2つの玄関を設け、農作業で汚れたままでも家に出入りしやすい設計になっています。


居室間の移動をスムーズに

元々の間取りは、農作業を想定して至る所に土間がある作りになっていました。広い土間の一部をフローリングに張り替え、靴を履き替えることなく居室間の移動をできるように変更しました。


家族が安心できるリビングへ

以前は土間と居間はのれんで仕切られており、来客時に居間の様子が見えてしまうのを気にされていたO様。そこで、土間と居間の間に壁を設けてプライベート空間を確保しました。壁は天井との間に隙間があるので、プライバシーを守りつつも開放感のある印象になっています。


LDKで家事もしやすく

台所と居間の間にあった土間をなくし、床を繋げて16.3畳のLDKを作りました。奥様からは、「台所から居間へ食事を運ぶのが断然スムーズになった」と喜んでいただきました。


母屋と離れを繋ぐ新しい廊下

元々別の建物だった二つを繋ぐ廊下を設置しました。冬場の寒い時期でも外に出ることなく移動できます。


お客様の声はコチラ>>

施工事例はコチラ>>

快適な古民家暮らしへ|間取り変更のポイント

現代の生活様式を取り入れて間取り変更をすると、古民家暮らしが一層快適になります。一部の間取りを変えるだけでも、住みやすさがぐっとアップしますよ。間取り変更のポイントをご紹介します。


プライベートルームを確保

古民家の間取りは、ふすまの開け閉めだけで部屋が繋がるので、プライベートの空間がありません。

そのため、建具や間取りを工夫して、プライベートルームを確保するのがおすすめです。

例えばダイニングルームの面積を広くして、その分間仕切りを設けてプライベートスペースを作る方法もあります。

また、建具は欄間がなく開放感を抑えたデザインのものを選ぶと、閉めたときに個の空間を演出できます。

ハレノヒ住まいでは、仕事部屋や書斎を設けたい、子供部屋を作りたいといったご要望にも対応可能です。


老後も快適に暮らせる導線に

老後のことも考慮した導線設計もポイントです。

例えば土間と居室の間は段差があることが多いので、土間とは別の出入口を作り、外から直接居室へ行けるルートを作るという事例があります。

また、トイレの数を増やすのもおすすめです。古民家で多く見られる平屋の家屋では、ひとつのフロアの面積が広くなります。トイレの数を増やせば家のどこにいてもお手洗いに行きやすく、安心感があるでしょう。

古民家リノベーションの事例や費用・手順について、詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。


古民家リノベーションの費用や実例!安く抑える方法や手順もご紹介>>

古民家の間取りから、古き良き文化が見える

古民家の間取りは、現代とは異なる点もしばしばあります。当然現代の家屋に比べると不便な点も多いのですが、古民家ならではの魅力もたくさんあります。例えば、暖かな日の光と心地よい風を感じられるひだまりの縁側や、風通しの良い田の字型の間取り。それは自然と共にあったかつての暮らしの心地よさを今に伝える、貴重な日本文化の名残です。

古民家のリノベーションは、そんな古民家の魅力に現代の便利さを加えて、昔と今、両方の良さを取り入れた心地よい暮らしを実現します。

お問い合わせはこちら
054-282-6681

営業時間 9:00-18:00(定休日:日曜日)